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【サプライヤー訪問シリーズ2024 キャベツ🥬/白石農園@熊本県阿蘇郡高森町】<前半>

2024年11月20日
イベント

長崎に続いては、熊本の生産者様訪問へ🥬✨

こんにちは、餃子のビッグファイブです🐖✨
8/8・9の2日間、サプライヤー訪問を実施させて頂きました☺️
前回までは🌟株式会社 産直南島原さん(玉ねぎ生産者)のご紹介でした。
今回から前後半に分けまして
🌟白石農園さん(キャベツ生産者)
の取材の様子をお届けさせていただきます!

白石農園代表の白石さん(写真左)と弊社の川原(同右)
白石農園代表の白石さん(写真左)と弊社の川原(同右)

白石農園さんのキャベツは、弊社が製造するグリーンコープ(以下GC)商品「冷凍産直キャベツの一口生餃子」に使用されています!

8月9日、キャベツ生産者の白石農園さんにお伺いしました!

島原港から熊本港までフェリーで戻り、車で2時間と少し。
阿蘇の地に到着しました。
目的地の高森町は神話で有名な神秘的な町で、九州の中央部・熊本県の最東端に位置し、自然豊かな環境と綺麗な水に恵まれた町です。また、高冷地の気候を生かした農産物の生産が盛んです。

畑までの道が分かりにくいから、という事で白石農園代表の白石さんが道の駅・波野から車で案内してくださいました。

白石さんにキャベツ畑までご案内いただきました
白石さんにキャベツ畑までご案内いただきました

緑濃い道を進み、車を停め少しだけアスファルトの坂を上がると、阿蘇の大自然の中にいきなり広大なキャベツ畑が広がりました。背景の木々の緑とキャベツ畑の緑で、眼前が一面緑に染まります。

一面に緑のキャベツ畑が広がります
一面に緑のキャベツ畑が広がります
GCさん、食品加工を行うふくれんさんと共に畑に伺いました
GCさん、食品加工を行うふくれんさんと共に畑に伺いました

順番に、3つの畑を見せていただきました。
最初に見せていただいた畑(※GC基準の二つ葉の畑)は5/2に苗を植えたもので取材日(8/9)当時は90日と1週間。収穫間近の畑を見せて頂きました。
※GC基準の二つ葉の畑とは?(栽培期間中の化学合成農薬の使用は慣行栽培の半分以下。化学肥料は有機質肥料のみでは補うことが困難なため、補助的に使用している。)

除草剤を使わないため雑草が少し生えていましたが、畑にできたキャベツはとても大きく立派なものばかり。その場で包丁で畑のキャベツを収穫して頂きましたが、包丁を入れた途端「ザーッ!」と音がするほど蓄えた水分が流れ出てくるほどに、みずみずしいキャべツでした。

水分を蓄えたみずみずしいキャベツ
水分を蓄えたみずみずしいキャベツ

その水分量に「野菜も生きている」という事をひしと感じた瞬間でした。
ご厚意で、取材メンバーもその場で葉をかじらせて頂きました。栽培に使用している化学合成農薬は熊本県の慣行栽培基準の半分以下であり、安心して試食することができます。程よい甘みが美味しいキャベツでしたが、夏場の方が苦味があり、冬にはキャベツ自身が凍結防止のために糖分を蓄え、もっと甘くなるとのことでした。

ご厚意でカットしたてのキャベツをその場で頂きました
ご厚意でカットしたてのキャベツをその場で頂きました

キャベツ栽培の手順としては、まずは種をまき、種から苗を1ヶ月間育てます。
苗から定植して70日間あれば出荷できるとの事で、最短で計100日間必要との事でした。定植用の水まきはせず、水やりは雨だけ、との事で自然の恵みを生かして栽培されています。
高冷地の気候を生かし、他の地域では収穫できなくなる夏に収穫できるのが強みで、出荷は3・4月を除いてほぼ年中行なっています。
1つの畑からの収穫は年に1回で、年に2回は作りません。

夏場でもキャベツが大きく立派に育っています
夏場でもキャベツが大きく立派に育っています

できたキャベツはほとんど破棄せず1kg以上は基本出荷するとの事でしたが、「今年は品種選びを失敗した、高温障害があった」と終始笑顔だった白石代表の唯一悔しそうな表情が印象的でした。干ばつで水分が足りていないとの事でした。
またアブラムシ対策には、使用できる農薬が見つかったと話し、トライ&エラーで日々より良いものを求めて邁進している様子が伺えました。

日々工夫して畑の改善を試みておられます
日々工夫して畑の改善を試みておられます

キャベツの出荷先としては、「年中出荷しているので飛び込みで売ってくれという電話もありますが、基本的にはお断りしています」と話し、基本的には全てGCさんなど信頼を寄せる契約先に出荷されています。

白石さんの意欲に比例して畑は広がっており、年々7ha▶︎15ha▶︎25ha▶︎45haと拡大。 面積は去年から1.8倍になり、収穫高は1年で2,600t(1日に多い時は20t出荷、1週間で70t位)にも及ぶそうです。
元々は違う農家さんの畑だったそうですが、今後農家の高齢化でますます畑が空いていくためまだ倍は面積を増やしていく見込みとの事です。

まだまだ白石農園さんの畑は広がっていきそうです
まだまだ白石農園さんの畑は広がっていきそうです

そして、趣味は土づくりと語る白石さん。
何と保育園の時にはすでに、自分で土に肥料を配合して小松菜を育てて農協に売り、それをお小遣いにしていたといいます。

現在は堆肥には豚糞・小麦などを使用し、堆肥をすき込んだ後には畑をひっくり返します(天地返し)。キャベツに必要以上の水分が入るのを避けるため畝を高めに作った後は、緑肥もすき込みます。緑肥を入れると排水性の向上に加えて空気の通りが良くなり、さらに緑肥自体をすき込むことで、緑肥の養分も土中に取り込むことができます。ゆっくりと効果が現れるので長年続けると土の状態が改善していくそうです。

痩せた畑には、何と10tくらいの大量の堆肥を入れることもあるそうです。
それに緑肥も加えて土作りを行なっていきます。それでもまだキャベツを育てられる状態にならない場合は、はじめの2~3年は牧草作りをすることも。

とにかく土をしっかりと作り上げて、キャベツを育てられる理想の畑にしていきます。

しっかりと土作りをした畑は、多少雑草があってもキャベツがすくすくと育っています
しっかりと土作りをした畑は、多少雑草があってもキャベツがすくすくと育っています

将来は、赤牛の繁殖もしているので堆肥に牛糞も使えたら、と展望を語っておられました。

白石さんのご自宅の赤牛。奥には生まれたばかりの子牛も
白石さんのご自宅の赤牛。奥には生まれたばかりの子牛も

さて、前半はここまで!
後半では苗の植え付けの様子、慣行栽培の畑の様子を拝見させて頂きました!
後半もお楽しみに☺️

※サプライヤーとは、原料供給者さんのことです

 

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